先日、多摩区訪問介護連絡会で研修で災害対策について勉強しました。
記憶に新しい 大阪北部地震 西日本の豪雨 北海道胆振東部地震
今年は特に災害年になってしまい、タイムリーな話題なだけに受講者もいつもより多く、弊社でも全員参加をすることができ、大変有益な情報を取り入れることができました。
この記事では勉強した事を参考に
災害が起きる前にできる準備
災害が起きた時にどうするか
講師の方のお話を参考に考えをまとめました。
災害が起きる前に
①各利用者様のアセスメントシートを再度確認しておく。
(ご家族様の協力は得られるか、避難場所などを確認)
②ハザードマップの確認
自分の地域がどこまで水害の被害にあうか?土砂災害警戒区域はどこか?
自分の目で見て確認する
川崎市ホームページからも確認でき、役所でも配布されてます。
③屋内の危険を減らす
寝室にある本棚や装飾品など落ちる危険を想定して
「ちょっと確認してみましょう。」利用者様と一緒に考えてみる。
災害が起きた時にどうするか
①災害時が起きた時家族の対応力がどこまでかを知る
仕事と家族と究極な判断を迫られる事があるかもしれません。
講師の方からも判断は難しく、その前に『自分の家族がどこまで対応できるかを
確認するべき。』とお話がありました。
例えば、集合場所の確認・安否確認方法(ネットや掲示板)の確認・最低限の避難する物品の確認
→連絡はつかないけれど「きっと大丈夫だろう」という状況を作り出すことで業務遂行に集中することが可能となる
②人の心と行動を知る (他人ごとでなく我が事をして考える)
・正常化バイアス
自分にとって都合の悪い事は考えたくもないし信じたくない、災害のことを考えると、人は大丈夫と思ってしまう。 起こってほしくないという願いが起こるはずがないという気持ちとなる。そして「大丈夫だよ」という意見だけを信じてしまい、「大変だ」という意見は受け入れなくなる
・人は人目を気にする
自分一人だと避難するのに、他人が避難しないこと自分も動けなくなってしまうなど、危険察知し回避する本能を理性で覆い隠してしまうことが多い、そしていよいよのときは時すでに遅い場合がある
・エキスパートエラー
専門家もミスを犯すことがある 素人は、相手が専門家(プロッフェショナル・従業員)である事に安心し、例え間違っていても疑おうとしなくなってしまう。
(資料一部引用)
人間はやはり困難な状況に陥った時に、都合よく解釈してしまう為、常日頃から防災に対して率先して動く勇気と根気をもっていかねばならないと感じます。
ただ、注意しなければならないなのは、マイナスな情報ばかりを集めて恐怖を煽ったりすることは結果的に考える事の拒否にもつながり良くないと話されてました。
災害対策の中にも楽しみを見つけていくこと。
例えば避難所でみんなで協力して炊き出しを手伝ったり、
避難所のみんなとエコノミー症候群防止の運動を行うなど。
被災された方がみんなで参加できることによって楽しみを見つけられるのかなと思いました。
③福祉事業者としてミニ介護を伝える
避難所で障害をもった方や高齢者などの受け入れを拒否されてしまうケースが多いと聞きました。
私達、福祉事業者としてできることはちょっとした移乗の手順や排泄の介助など
使用できる資源を使ってミニ介護を伝えることも大事なこととお話されてました。
対応できる方増えれば本人も安心ですし心強いです。
まとめ
災害と聞くとやはり嫌な気持ちになりますし、考えることも疲れてしまうと思います。
しかし、もう他人事ではないことも理解しなければならず、自ら安全行動をとれるような勇気と心構えが必要です。
自分がどのようにしたら身を守れるか?どんな準備をしたらいいのか?
情報はどこから得るか?など様々なイメージトレーニングを行い、
周りの人達と協力して防災を行って行きたいと思います。
親しい友人や家族などの番号は手打ちをして覚えておくこともあげてました。
携帯電話が普及してから番号を覚えておらず、
連絡ができなかったケースが多いそうです。
今すぐに実践していきましょう!!
最後までお読みいただきありがとうございます。